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10月24日(秋雨)  small talk in a rainy day



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午前中、クライアントのAさんとの電話で、さっそく「あの ブライアン・ジョーンズモデル良いですね」と云ってもらえて、白いコーデュロイでつくると格好良いですよね、と盛り上がる、

そのせいもあって、電話のあと納戸を引っ掻き回して、あの当時つくったスクラップブックや古い雑誌を読んでいたら、これが面白くて、止まらない、雨が降り続く一日、私の頭のなかはスインギングロンドンがパレードしている、


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「グラニー テイクス ア トリップ」は1966年にオープンしたとある、壁一面に描かれていたのは、マリリン・モンローではなく、ジーン・ハーローだったらしい、その後、改装されて、窓から飛び出ていたのは、ミニクーパーではなく、1947年製のダッジサルーンだったらしい、記憶もあいまいで、少年の私はそこまで気がつかなかった、

こうしてあらためて記録を辿っていくと、この時代の店がいかに「個性的でインデイペンデント」で、街にパワーを与えていたかがわかる、それは、いまのメガブランドの方法論とは違う、シンプルな力強いストレート球の魅力ともいえる、

「グラニー テイクス ア トリップ」は、フレンドリーな店というわけではなかった、どちらかというと客を選ぶ、ちょっと威嚇的な店だった、来てる客層も特殊で、若いエリート層やロックスター、テレンス・スタンプ(彼は、Mr.フィッシュの常連でもあった)などのムービー関係者など実に華やかで、たまにそういったスターと出くわすのも愉しみだった、

スインギングロンドンの魅力、30年以上たってもなお、あの時代に魅かれるのは、人の魅力、街のパワー、つまりはクリエイテイブな力の溢れ方だと思う、いまと違うのはそのパワーの方向性と集中力でしょうね、人が迷っていると思う、


それで、なじみの床屋から「そろそろ髪の毛がのびています」と電話をもらうまで(私は、つい忘れてしまうので床屋に髪の毛が伸びてしまう時期を見計らって電話をかけてもらうよう頼んでいる)読みふけっていた、すでに夕飯時だった、、




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by momotosedo | 2008-10-24 20:44 | ■百歳堂 a day


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