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8月12日(猛暑日)  2009年7月22日





An Aesthete's Lament 
2009
年7月22日
百歳堂 |  宇宙が伝えたいこと



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久しぶりに、ハイスクール時代からの友人からメールをもらった。彼と出会ったのは、学校の図書室で、私は一時、「20世紀の知的冒険」(貸し出し不可の古い本で、著者名はもう忘れてしまった、ヨーロッパの哲学者の誰かだったと思う。刺激的な文章に魅かれたのだ。山口昌男の同名著書とは全く別物)という本に夢中で、ことあるごとにそれを読みに通っていた。

その、図書室でいつも天気図を開げていた少年が彼で、興味を覚えて声をかけたのがきっかけだった。彼は、そのころから天文学者、或いは気象学者になることを目指していた。かなり、確固とした意思で、そして、事実そうなった。

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彼のメールは、8月1日の皆既日食についての報告と、2009年7月22日に約46年振りに日本の皆既日食帯でそれが見られるから一緒に見に行こうというものだった。(写真は、国立天文台のHPから転載)


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何でも、日本で皆既日食が見られるのは、1963年7月21日の北海道東部で見られた皆既日食以来だという。ちなみに、次回は2035年9月2日に北陸・北関東などで見られるという。当たり前なのだろうけれど、そんなにきっちり日付と場所まで決まっているとは思わなかった。


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彼がいうには、一度、皆既日食を目の前で体験すると考えが変わるという。彼は、科学者だから、そんなにロマンチックではないので、それまでの「考え」が「リセット」されると表現していた。

人間は、自分の想像以上に大きな考えに触れると変わる。または、それに魅かれて、影響を受ける。

それが、ハイスクール時代の私には、一冊の書物だったし、彼にとっては天気図だったのだろう。皆既日食を体験するということも、宇宙という大きな考えに触れるということで、溜まった雑念が「リセット」されると言うのは想像できる。

太古の昔から、人は太陽と天体に教えられてきた。

「水」の問題もそうだが、いまのひねくれて複雑になってしまった現代人の心も、軽くひねってしまうような新しいアプローチの「大きな考え」が、そろそろ必要なような気もする。それは、エコとか京都議定書とかとも違うような気もするのだが、、、


2009年7月22日、愉しみにしていよう。









SWEET MY LITTLE REAL LIFE
2009
年7月22日
百歳堂 |  宇宙が伝えたいこと
copyright 2008 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa











by momotosedo | 2008-08-12 15:41 | An Aesthete's Lament


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