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7月30日(夏日) 100年素材 A&W 「GENUINE VINTAGE HOUND TOOTH TWEED」






momotosedo`s
21st Century
Dandy



Genuine Vintage
HoundTooth Tweed
Black & Gray
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

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1950`s ~60`s Houndtooth Tweed
"Black & Gray"


いかにもクラシックな「匂い」のある、これはかなり古の「ブラック&グレイ」ハウンドツースのヴィンテージツイードです、


f0178697_2153249.jpg実は、私は長い間、この「ブラック&グレイ」のハウンドツースを探していました、

いや、正直に白状すると「探し当てねばならない」という或る種の「強迫観念」に囚われていました、


それは、この一枚のイラストに心奪われたからに他なりません、 


イラストには、「今年は」カントリースタイルのスーツをタウンで着るのがお洒落だというような記事が附けられていたと思います、1930年代に、それまでは「カントリー」のスタイルと限定されていた柄や素材が、「セミスポーツ」という名のもとに、タウンで着られはじめた頃のものです、


若い私は、このダンデイな紳士の姿に完璧にノックアウトされました、濃い目のグレイの白襟のシャツの着こなしにもまいりました、(ラペルに飾られた赤いカーネーションも「優雅な紳士の時代」を偲ばせて泣かせます、)

イラストについた説明によると、これはハウンドツースではなくブラック&グレイのチェックだということでしたが、私は、むしろもう少し小柄な「ハウンドツース」が実際に着こなすには良いように思いました、

ところが、「ブラック&グレイ」の質感のあるハウンドツースというのが探すとなるとなかなか良いのが無いものなのです、
スーツに仕立てて納まりのよい柄の大きさ、そしてこのダンデイなスーツの胆というのは、味わい深い「野趣」を残しながらもタウンに着て「品」を感じさせるものなので、そうウエイトがあるものも違うような気がして余計に選び難くなります、


そもそも、私のハウンドツースの好みというのは、生地の「質感」と深く関係しています、生地の表面がスムースなのものよりは、手織りのものや、ツイード、フランネルあたりの生地感のあるものがやはりハウンドツースには相応しいと信じています、これは、「チョークストライプ」ならば、どうしても本物のイングリッシュフランネルに限りたいと決めているのと同じです、



1950`s ~60`s Houndtooth Tweed
"Black & Gray"



当たり前ですが、「柄」も「色」も、生地の「質感」、「質」に合わさって異なる表情をみせます、

このところ私は、ボケないうちに、自分がリアルに生きてきた範囲で「20世紀」について書き残しておこうと断片的なメモをつくり始めているのですが、それを記しながら、気づくのはやはり「質感の喪失」ということです、


モノの「質」が変われば、ヒトの「質」も変わります、人間とはそういうものだと思います、案外に右往左往しやすい、


私がクラシックな服に辿りついたのも、エレガントな本物の装いというのはヒトに少なからず「影響」を及ぼすからです、これは、本当にそう思います、経験からもそう云い切ることが出来ます、


「100年素材」の秋冬を考えていて、コレクションしている様々な生地を見直していて思ったのも、この「本物の質感」ということでした、

「本物」というのは、何も高級なカシミアや高番手のものというのではなく、野趣溢れるツイードの本物にはその質感の「本物」があり、クラッシックフラノには、その本物のフラノの質感があります、


そして、こういう「本物の質感」というのは、多分、ついには無くなってしまうのだと思います、これは悲観しているわけではなく、クリアに計算していくと2020年あたりで、20世紀と21世紀の重複はモノの面でもなくなると思います、


21世紀の「モノづくり」の構造は、残念ながらこうした「本物の質感」を生み出すことを意図していない、タイムレスなクオリテイーよりは、アップデイトな話題性と利益効率を主眼にサイエンスと結びついていく、それを全否定するものではないが、それらは日々流れるニュースのように消費され、陳腐化する宿命にある、




そうした思いから、「100年素材」の秋冬では、先ず、この「本物の質感」というのを「おさらい」してみるべきだと思いました、キャメルヘアーは、「本物のキャメルヘアーの質感」を、ツイードは「本物のツイードの質感」を、味わってみるべきです、




「100年素材 -本物の質感-」
「Genuine Black & Gray ヴィンテージ ツイード ビスポークスーツ」 

(限定   仮縫付き、フルハンド)

¥360,000-(税込み¥378,000-)


*僭越ながら完全予約制です、お越しになる際には、eメールかお電話での事前のご連絡をお願いしております、

問合せ先 e-mail bespoke@rikughi.co.jp
phone 03-3563-7556
telefax 03-3563-7558


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copyright 2009 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa all rights reserved

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by momotosedo | 2009-07-30 12:22 | ■100年素材