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5月30日(晴れ)





momotosedo`s
21st Century
Elegancy




Art&ClassiC

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「BESPOKESHIRTS
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

青春時代を過ごした70年代を想って
ビンテージのブルーストライプの絹で仕立てたビスポークシャツ、
あの頃、私はストライプのシャツばかり着ていた、

昔流にお揃いでカルソンも仕立て、

街に、初夏の光と風が溢れてくると袖を通したくなる、

一見、フレンチカフに見える独特のバレルカフは六義のハウススタイル、

いっしょに畏まっているのは、ビンテージのエルメスのタイ
この頃は、ループにはただ「H」とだけ織り込んであった、

愛してやまない馬にまつわるモチーフ、






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copyright 2009 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa all rights reserved

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by momotosedo | 2009-05-30 00:40 | ■BESPOKE SHIRTS

5月20日(夏のような光の街) 「BESPOKE SHIRTS」




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21st Century
Elegancy




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「BESPOKESHIRTS
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

シャツの下に、下着を着るか、否か、それは、本人の着心地次第で実はそう大したことではないと思います、
ただし、男のシャツは是非とも「BESPOKE」であって欲しい、そして「ビスポーク シャツ」と「オーダー シャツ」とは、「違う」、そう私は思います、


「BESPOKESHIRTS



「ビスポーク シャツ」と「オーダーシャツ」の違い、先ず「ビスポークシャツ」には「仮縫い」がなければいけない、仮縫いがないというのは、つまりは「BESPOKE」する「場」がないということです、
仮縫いというのはビスポークの生命線です、そういう意味では、「仮縫い」の「技術革新」はもっとされるべきだと私は常々思っています、アトリエで、私と職人と二人がかりで、階段を昇り降りしてもらったり動きのある仮縫いをするのは、ひとりの目では見落としがちだということだけではありません、

シャツは芯地がないだけに、身体のクセが直接出て、下手をすれば上着よりも、その補正には技術がいります、その技術を生かすには丁寧な「仮縫い」が必要なことは考えてみれば分かります、



そして、「ビスポーク シャツ」は「定型」に拘るべきではないと思います、右が左より極端に前肩ならば身体にあわせてパターンをかえるはずです、ヨークが左右対称である必要はなく、ブーメランのように左右非対称にヒン曲がっていても良いはずです、或いは、首の周りを正円にする必要もないはずです、

実際にやってみると分かりますが、クライアントにはクライントごとの身体のクセがあります、特に、シャツは芯地でごまかせませんから、ひとつひとつの骨の出方を考慮していかなければなりません、これを、「たったひとつの定型」で、全てまかなおうとするのはどだい無理があります、


「BESPOKESHIRTS



つまり、「ビスポークシャツ」を真剣に捉えようとすると、「シャツづくり」にある固定概念を捨てなければならないように私は思えてきました、
とくに、私の好きな「シルクシャツ」を仕立てようとすればなおさらです、
シルクのシャツは、ヨーロッパでもいまや消滅しようとしています、シルクを縫う手間を職人は嫌がり、頼み込んだとしても法外なエクストラチャージを要求されることも少なくありません、


私は一時、ヨーロッパのクラシックビスポークシャツを徹底して調べたことがあります、そこで、分かったことは、「男のシルクシャツ」が贅沢品であることは変わりないとしてもそう珍しくはない時代、1930年代にはやはり良いシャツ屋がありました、そして「シルクのシャツ」が消滅し始める60年代以降に次々と良いシャツ屋も姿を消していきます、

シルクというのは、コットンと違って「垂れ」てきて、縫うのに手間が要り美しく仕上げるには細心の注意が必要です、当然、仮縫いも別布でする必要があります、

穿った云い方をすれば、シルクを当たり前に縫っていた時代に良いシャツ屋が多かったのは、それだけシャツ屋に問われる技量が高かったのではないかと思えます、


「BESPOKESHIRTS



検証してみると、30年代から50年代のビスポークシャツの幾つかは、かなりひん曲がった明らかに顧客のボデイを意識したパーソナルパターンが見られます、しかし、60年代以降のシャツは、何か決まったパターンのなかでの、グレーデイングや補正が多いような気が私はします、
(ただ、これは、個人蒐集のサンプルなので、その数には限りがありますから、そう云いきれるものではありませんが、)



「BESPOKESHIRTS




つまり、意外に完全な「パーソナルパターン」というのは少ないのではないか、50年代あたりで、ビスポークシャツというのは進歩が止まってしまったのではないか、

その良き時代のビスポークシャツの「型紙つくり」や「補正の仕方」は「アート」だと思います、私は、シャツを「アート」と「非アート」=インダストリアルなシャツに区分しています、

アートなシャツとは、クライアント個々のボデイを意識したパーソナルパターン(型紙)でつくられたものに他ありません、

(ちょっと誤解を招くヤヤこしいことを言うと、例え、補正に少しのズレがあったとしてもパーソナルパターンで仕立てられたシャツは、それなりのアートな表情を持っています、雰囲気をもっているといえます、
逆に、フィットしているように思えても、既製のパターンをもとに仕立てられたシャツは、インダストリアルで、雰囲気が違います、私にはそう思えて仕方ありません)




「シルクシャツ」と合わせて、これが、六義の「ビスポークシャツ」を始めるときの現状把握でした、




「BESPOKESHIRTS



「BESPOKE」は革新をし続けるべきものだと思います、ただ、「革新」というのは突飛なデザインをすることではありません、逆に今の時代に、本質的なクラシックを造ろうとすればかなりタフに積極的に動かなければいけないと私は痛感しています、それは、生地、仕立て、裏地やボタンなどもろもろについてもそう云えます、


「本質」をつくるという意味では、「BESPOKE」はアトリエのサイズとしても、一着づつ手作りである柔軟性も、クライアントの方との距離感も、かえって今の時代には適していると思います、


「BESPOKESHIRTS




別布で、しっかりと手間と時間をかけて「仮縫い」をしてくれて、衿も上着に合わせて開きの角度も調整してくれる、身体に沿わせた完全なパーソナルパターンを諦めずに試行錯誤してくれて、しかもシルクなど難しい生地も厭わない、そういうシャツ屋を、私は随分探しましたが、見つかりませんでした、

この条件に加えて、古の良いシルク生地などが揃っていて、なおかつ「適正価格」となるともはや存在するはずもないと諦めました、、、これが六義の「BESPOKE SHIRTS」の出発点です、そして、これは私が思い描いて、探し求めていた「夢のシャツ屋」でもあります、


チョット思い浮かべてください、うなるほどビンテージの美しいシルクやコットンなどの生地が積まれていて、スーツを仕立てるときのように丁寧に採寸され、別布でちゃんと仮縫いがあって、フレンチカフの幅も、カフリンクスのチェーンの長さをチャンと測って決めてくれるシャツ屋、、ワクワクするではありませんか、、



「探し求める」ことから「つくりあげる」ことに転換して私は救われました、いままで、研究してきた成果も、単に「無いものねだり」ではなく「形」へと生かされていきます、シャツの補正には、実はかなり高い「補正能力」が問われます、先ずは自分の満足できるシャツをつくることを前提にしていますから、「シャツ」をつくるというには贅沢な製作スタッフを揃えています、


「BESPOKESHIRTS


f0178697_14293053.jpg古のシャツを探っていくと、面白い工夫にあたることもあります、例えば、右の写真のa Sulka & Co.の50年代のビスポークシャツは、クライアントの要望からか、厚手のイエローのリネンで仕立てられています、このシャツ自体も、シュルカらしいクラシックな仕立てですが、特に、この衿の内側は、折り返しの部分だけくりぬかれていてそこだけテープで補強されています、

察するに、衿の折り返しの山をシャープにみせるための工夫だと思います、つまり、厚いリネンの2重では、ボッテリするからでしょう、

こうした発見も「良いもの」は、ドンドン取り入れたいなあと思います、




「BESPOKESHIRTS




良く出来た仕立ての「ビスポークシャツ」は何よりスーツ姿を一変させます、もっと云えば、へたなスーツの場合、そういうシャツに位負けしてしまう、それは、しっかり充実した匁のシルクのシャツを仕立てたときなど、はっきりと感じます、


これは、クライアントの方の仮縫いを経て、一枚づつ完成しつつある、100年素材のブルーやライラックの「シルクオクフォード」のシャツの出来上がりを手にとってみて、つくづくと感じました、多分、このシャツは、スーツの「仕立て」そのものを考えさせると思います、(幸いにも、手に入れた方はその仕上がりを愉しみにしていて下さい、ずば抜けて美しいです、未体験のシャツだと確信します、)


そういう意味では、良い「ビスポークシャツ」は心強い味方であると同時に手恐い相手なのかもしれません、




世にシャツメニアックといえる人種が、はたして何人いるのか知る由もありませんが、私も確かにその一人です、「美しいシャツ」というのは、何か魔力があります、細部にまで拘った美しいビスポークシャツが一枚づつクローゼットに増えていくのに私はうっとりしてしまいます、

まるで、何かの魔法にかかったかのように、、、、男には、それぐらいの愉しみがあっても良いはずです、





「 ビスポークシャツ 」 

(仮縫付き、フルハンド)

¥50,000-(税込み¥52,500-)より


*僭越ながら完全予約制です、お越しになる際には、eメールかお電話での事前のご連絡をお願いしております、

問合せ先 e-mail bespoke@rikughi.co.jp
phone 03-3563-7556
telefax 03-3563-7558





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by momotosedo | 2009-05-20 22:49 | ■BESPOKE SHIRTS