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9月14日(晴れ) NEXT 「The Privileged  100年素材 」  --本物の質感-- ‘蒼‘のシャンブレー



momotosedo`s
21st Century
Dandy




Art&ClassiC
 
Special Cotton
Chambray

title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

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Genuine Classic ‘Blue‘ Chambray
Bespoke Shirts

の爽やかさを感じる頃になると蒼いシャンブレーのシャツを想い出す、夏の照りつける陽光から鈴虫の音が密かに聞こえる秋の夜への季節の移ろいは、少しセンチメンタルな甘い気分を残してなおさらこの蒼い色がいとおしい、


シャンブレーの蒼は、ポプリンともオクスフォードとも違う独特の精緻さと光沢を持っている、この独特の光沢を放つ蒼のシャンブレーを選りすぐった純粋なエジプト綿で丁寧に織りこめばどういうものになるのかをどうしても試したかった、しかし良い細く「長い」繊維のコットンでシャンブレーを織るのは思いのほか技術を要し、それでもなんとか秋の予感に間に合ったのは幸いだった、






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Genuine Classic ‘Blue‘ Chambray
Bespoke Shirts



昔からワークシャツにも用いられるシャンブレーは、最上の糸でタイトに織り込まれることで頑丈さとともに、まるで絹のような光沢を見せ、表面はドライでスムースだが、触るとすべらかで柔らかい、ちょっと次元の違う「シャンブレー」が生まれたと思う、



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シャンブレーは、経(たて)に色糸、緯(よこ)に白糸を織りこんでいって色をつくりだす、この経、緯の交差が独特の光沢と玉虫のような味のある「影」を生み出すのだが、案の定、この交差を見越して「望む色」を創り出すのは職人技に頼るしかない、


もとよりシャンブレーは単色ではないので、私が望む「蒼」がパント-ンの印刷された色見本のうえにあるはずもなく、ましてや職人にはロマンチックな想いの言葉の説明が届くはずもない、結局、自分で「色チップ」をつくることにした、

そこで、私は月夜の或る晩、柳橋に出かけることにした、何故に「柳橋」なのか、それはその路地の向こうの昔からの小じんまりとした料理屋のことを想いついたからだ、ソウソウ、小さいながらも中庭を囲んで奥には座敷がいくつかあり、入口にはカウンターと小さく区分けた畳の席がある、面白いのは、良い酒があって、洒落た突き出しや旬の小皿が出てくるがここのメインはトンカツなのだ、不思議な料理屋だが、それはともかくそのカウンターの上に永年使われ、よく洗われた藍染の暖簾がかかっていたはずだ、

私の目当ては、その藍染の暖簾のトころどころにかすれたトこの「蒼」だった、もとより、この店の主人、おかみさん、息子さんは私の奇矯さにはとっくに察っしがついているので、無事、その「蒼」を写し取り、記憶に止め、良い塩梅に酔っ払って帰ってきた、


翌日、書斎で絵の具を溶き、手こずるかと思いきや、ものの5分で「色チップ」は出来上がった、人生、そんなモンだ、アトは職人さんに任せるしかない、



Genuine Classic ‘Blue‘ Chambray
Bespoke Shirts



この「シャンブレー」を手こずらせたのは、「蒼」よりも意外に、長い繊維をシャンブレーに織るという技術的な工夫だった、色は申し分ない、


手こずっただけあって、非常に「精緻」なシャンブレーが出来上がったと思う、

シャープに美しい表情だが、タッチはカシミアのように柔らかい、

シャンブレーの「蒼」は、意外にツイードとも相性が良い、タウンスーツに合わせたときのクールな表情とは違う深い味わいを見せる、

このシャンブレーを織ったのも、秋の始まりの少しくだけたスポーツコート姿に深みを与えたかったからに他ならない、




そして、しっかりとした「考え」と「丁寧に仕立て」られたビスポークシャツは「一生モノ」だ、

私の経験からいえば、
「シャツは一生モノ」だという考えをもって、実際にその思いを具体的に仕立てに現わし、そういう考えでもってクライアントと「つきあってくれる」仕立て屋で、「おざなり」ではない真面目な仮縫いを経てつくられたシャツは、
愛情をもって「自分で」洗い、愛情深くアイロンをあて、愛用していけば、「生涯の心強い友」となる、


自分で洗えば、そう縮むこともない、上着の前ボタンのように「足」のついたしっかり丁寧なボタンつけは取れることもない、カフや襟の「汚れ」を気にするヒトもいるが、汚れてしまえば取り換えれば良いだけだ、


このシャンブレーは、多分、年を経るほど愛情が湧いてくると思う、貴方の生涯の友とならんことを願ってやまない、




「100年素材 The Privileged」
「--本物の質感-- ‘蒼‘のシャンブレー  ビスポークシャツ」 限定素材

(仮縫付き、フルハンド)

¥50,000-(税込み¥52,500-)


*僭越ながら完全予約制です、お越しになる際には、eメールかお電話での事前のご連絡をお願いしております、

問合せ先 e-mail bespoke@rikughi.co.jp
phone 03-3563-7556
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copyright 2009 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa all rights reserved
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by momotosedo | 2009-09-14 14:38 | ■100年素材

7月30日(夏日) 100年素材 A&W 「GENUINE VINTAGE HOUND TOOTH TWEED」






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21st Century
Dandy



Genuine Vintage
HoundTooth Tweed
Black & Gray
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

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1950`s ~60`s Houndtooth Tweed
"Black & Gray"


いかにもクラシックな「匂い」のある、これはかなり古の「ブラック&グレイ」ハウンドツースのヴィンテージツイードです、


f0178697_2153249.jpg実は、私は長い間、この「ブラック&グレイ」のハウンドツースを探していました、

いや、正直に白状すると「探し当てねばならない」という或る種の「強迫観念」に囚われていました、


それは、この一枚のイラストに心奪われたからに他なりません、 


イラストには、「今年は」カントリースタイルのスーツをタウンで着るのがお洒落だというような記事が附けられていたと思います、1930年代に、それまでは「カントリー」のスタイルと限定されていた柄や素材が、「セミスポーツ」という名のもとに、タウンで着られはじめた頃のものです、


若い私は、このダンデイな紳士の姿に完璧にノックアウトされました、濃い目のグレイの白襟のシャツの着こなしにもまいりました、(ラペルに飾られた赤いカーネーションも「優雅な紳士の時代」を偲ばせて泣かせます、)

イラストについた説明によると、これはハウンドツースではなくブラック&グレイのチェックだということでしたが、私は、むしろもう少し小柄な「ハウンドツース」が実際に着こなすには良いように思いました、

ところが、「ブラック&グレイ」の質感のあるハウンドツースというのが探すとなるとなかなか良いのが無いものなのです、
スーツに仕立てて納まりのよい柄の大きさ、そしてこのダンデイなスーツの胆というのは、味わい深い「野趣」を残しながらもタウンに着て「品」を感じさせるものなので、そうウエイトがあるものも違うような気がして余計に選び難くなります、


そもそも、私のハウンドツースの好みというのは、生地の「質感」と深く関係しています、生地の表面がスムースなのものよりは、手織りのものや、ツイード、フランネルあたりの生地感のあるものがやはりハウンドツースには相応しいと信じています、これは、「チョークストライプ」ならば、どうしても本物のイングリッシュフランネルに限りたいと決めているのと同じです、



1950`s ~60`s Houndtooth Tweed
"Black & Gray"



当たり前ですが、「柄」も「色」も、生地の「質感」、「質」に合わさって異なる表情をみせます、

このところ私は、ボケないうちに、自分がリアルに生きてきた範囲で「20世紀」について書き残しておこうと断片的なメモをつくり始めているのですが、それを記しながら、気づくのはやはり「質感の喪失」ということです、


モノの「質」が変われば、ヒトの「質」も変わります、人間とはそういうものだと思います、案外に右往左往しやすい、


私がクラシックな服に辿りついたのも、エレガントな本物の装いというのはヒトに少なからず「影響」を及ぼすからです、これは、本当にそう思います、経験からもそう云い切ることが出来ます、


「100年素材」の秋冬を考えていて、コレクションしている様々な生地を見直していて思ったのも、この「本物の質感」ということでした、

「本物」というのは、何も高級なカシミアや高番手のものというのではなく、野趣溢れるツイードの本物にはその質感の「本物」があり、クラッシックフラノには、その本物のフラノの質感があります、


そして、こういう「本物の質感」というのは、多分、ついには無くなってしまうのだと思います、これは悲観しているわけではなく、クリアに計算していくと2020年あたりで、20世紀と21世紀の重複はモノの面でもなくなると思います、


21世紀の「モノづくり」の構造は、残念ながらこうした「本物の質感」を生み出すことを意図していない、タイムレスなクオリテイーよりは、アップデイトな話題性と利益効率を主眼にサイエンスと結びついていく、それを全否定するものではないが、それらは日々流れるニュースのように消費され、陳腐化する宿命にある、




そうした思いから、「100年素材」の秋冬では、先ず、この「本物の質感」というのを「おさらい」してみるべきだと思いました、キャメルヘアーは、「本物のキャメルヘアーの質感」を、ツイードは「本物のツイードの質感」を、味わってみるべきです、




「100年素材 -本物の質感-」
「Genuine Black & Gray ヴィンテージ ツイード ビスポークスーツ」 

(限定   仮縫付き、フルハンド)

¥360,000-(税込み¥378,000-)


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by momotosedo | 2009-07-30 12:22 | ■100年素材

4月18日(晴れ) 「100年素材」 Classic Siripes 6.







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21st Century
Elegancy




Art&ClassiC

「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

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1970`s Itarian
Horizontal Silk & Cotton Stipes
bespoke shirts

ホリゾンタル ストライプ(横縞)のシャツは、極めてクラシックなものだ、しかし、横縞なら何でも良いわけじゃない、それは繊細で美しいものでなければいけない、

矛盾するようだが、見る人の記憶に「はっきり」とは残らない、「慎ましくも、エレガントな」ものであるべきだ、

つまり、「美しい」シャツとして記憶に残るべきで、それは「横縞のシャツ」という強い印象を残すべきものではない、ここを間違えてはいけない、



このホリゾンタルストライプは、60年代ぐらいまでは、紳士の最もエレガントなドレスシャツとしてジャーミンストリート辺りでも仕立てられていた、しかし、その時代でも、あくまで紳士のスタイルであって、誰でもが頼むものではなかった、極めてダンデイで、ビクトリアンの優雅な時代を引き継ぐ「ソサイエテイ」を匂わせるシャツだといえる、

伝説のダンデイとして知られる「バニー」・ロジャーもこのシャツにスピタルスフィールドのタイを絞めて写真に勇姿を残している、
このシャツの愛用者として名高いのは、60年代のアメリカで最も「ウエルドレス」な紳士として知られた、フィラデルフィアの名門出身、ドレイクセル・ビドルで、白い衿に、非常に細かな紺のホリゾンタルストライプのシャツを何枚もつくらせて愛用していた、
実際、ロンドンの「トーツ」で仕立てられたビドルの装いは、少しも気負ったところがなく、それでいてエレガントで「クラス」を匂わせた、

このダンデイなシャツを仕立てるときには、いくつかの「決まり」というものがある、



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いまや、「ホリゾンタル ストライプ」の生地そのものが、見当らなくなった、ましてや、美しいシルクのこのエレガントなシャツにふさわしいストライプのものとなると千に一隅の幸運を祈るしかない、


冒頭のピンクに上品なグレイが効いたものは、「PEN」に載ったエクリュのスーツに合わせたシャツと同じもの、上のものは、その色違いでブルーのもの、、もう一色グレーのストライプがある、


どちらも、70年代にイタリアで織られたシルク&コットンで、優しげで繊細な表情をしている、
これは面白い生地で、それは、シルクの生地と比べると分かる、或いはコットンの生地と比べると分かる、

つまり、シルクと比べれば、その光沢やタッチがより自然な男のシャツに相応しいものに見えて、コットンに比べてみれば、いかに高番手のコットンでも適わない、上品な光沢と、密に織られた信頼性(丈夫さ)が違うことに気付く、











「100年素材」
「ヴィンテージ シルク&コットン ホリゾンタルストライプ ビスポークシャツ」 

(仮縫付き、フルハンド)

¥50,000-(税込み¥52,500-)


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by momotosedo | 2009-04-18 15:54 | ■100年素材

4月17日(花冷え、小雨)「100年素材」Classic Stripes クラシックストライプ 5.







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21st Century
Elegancy


Art&ClassiC


「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.

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1960`s English
3ply finest mohair & worsted

クライアントのMさんに、メールを書いていて納得したことがある、
話というのは、「クラシックな装い」についてだった、


「クラシック」な装いというのは第一次大戦をひとつのターニングポイントとして変容していく、

多分、我々が今、大戦前のベルエポックの時代などの、色あせた写真や当時を偲ばせる書物の頁を開いて、その暮らしとか装いに魅かれていくのは、そこに人間の人生としての「豊かさ」とか、そう云ったものを日々の暮らしの匂いとともに感じとって、憧れてしまうからだと思う、

そして、その装いの姿に魅力を感じえないのは、その「クラシックな服」というのが、その魅力的な生活というのと結びついているからに他ならない、

つまり、「装い」というのに、豊かな人生の時間や、暮らしとか生活が現れていて、衣服からそれを感じて魅かれるのだと思う、

それが「クラシックな装い」の魅力と意味だと思う、(そして、それを一番、純粋に現しているのが第一次大戦以前の「ソサイエテイーのクラシック」の時代だと思う)


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50年代で「装い」はもう一度、転換していて、今度は、「クラシック」というのから、「インターナショナル ルック」というものへ移っていく、(これは、今の「アッパークラス」の装いで、何故か、ヨーロッパのテーラーは、これを「インターナショナル ルック」と呼ぶ)


ここら辺りから「装い」から、「人生の豊かな時間」と云えるようなものは消えてしまったような気がする、
そして、やたらに「ファッショナブル」という言葉が聞かれるようになった、

私が近頃の服や靴や生地に、いつも少々不満を抱えてしまうのは、ここに理由があるのだと思う、

この「人生の豊かな時間」が現れている「装い」というのに、私はやはり拘っているのだと今さらながら気づかせてもらった、


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さて今回は、そんな訳で実に往年の英国らしい3plyモヘアの「クラシックストライプcopyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.を取り上げることにした、

この生地は、冒頭述べてきたような「匂い」を持っている生地だと云える、


実に男っぽい、味のあるネイビーの3plyのモヘア、いかにもビンテージらしい生地ともいえる、なにより、ざっくりとした質感と、ネイビーのこの色が良い、

面白いのは、ピンストライプが「刺し子」のような風情で織られているところで、これも、この男っぽい質感に、唯一無二の表情を与えている、

ハンドステッチのような「手」を感じるこのピンストライプといい、3plyモヘアのざっくりと頼りになりそうな少し厚手の表情といい、生地そのものに、「つくり手」の匂いを強く感じるのがとても良い、

そして糸が良い、良い時代の英国らしい糸だと思う、前述の60%キッドモヘアの贅沢な上質さとは別の意味で「豊かさ」を感じる、欲を云えば、キッドモヘアの方でシャープなタウンスーツを、この頼りになりそうな3plyのモヘアでは、味のあるエレガントなイングリッシュドレープでスーツを仕立てて揃えておきたいと思わせる、色も、キッドモヘアのシックな墨の入ったダークネイビーと、このダンデイな匂いのあるネイビーで使い分けができそうだし、、、


織りも正確で、タイトによく織られていて保存状態が極めて良い、モヘア独特の光沢も3plyになるとそのざっくりとした質感と合わさってまた違ったオーガニックな自然な表情をみせる、
復元性はいわずもがなで、湿気の多い季節にもドライな快適さを保障してくれそうだ、

この時代独特の3plyモヘアは、何故そういうものを織ったかというのが、実物を見るとよく分かる、着れば着るほど、その質感の味わいに惚れていくような、そういう本質的な生地の魅力があるのだ、これが、今の生地に欠けているところで、それは、糸の質とか織りとか、或いは、もう取り戻すことのできない時代の「空気」みたいなものが交じり合って出来ている、





ビンテージの優れた生地に出会い、それを手に取りつづけていくと、その時代の「それ」は、「それ」だけで良いのだと思えてくる、それを「復刻」しようとするのは品がない、

そこには、やはり、糸とか考えとか時代とか人とかというものがあって、それを無理やり「似せた」ものをつくるというのは意味をとり違えている、本質的にも適わないだろう、潔く、そのめぐり合わせの幸運だけを愉しむのが良ろしい、

良い時代の良い生地に幸いにも出会って、それを尊重しながら丁寧に仕立てるというようなことが、多分、「世界」の落ち着き方というもので、本来の法則に順じている、多分、それに気付きはじめたときスタイルというものも生まれて、今の服の世界というのも少し変わって落ち着くのだと思う、それは、何んにでもあてはまると思う、


少しの信念と潔さでスタイルは生まれる、或いはその人の「世界観」というものがつくられる、
往年の男たちが、仕立て屋の扉をたたき、自分だけの服をつくり、そして、その服を大切に生涯愛し続けたわけは、そこにある、

















「100年素材」
「ヴィンテージ ネイビー「刺し子」ピンストライプ 
 3ply モヘア & イングリッシュウーステッド BESPOKEスーツ」 
限定1着

(仮縫付き、フルハンドメイド)

¥360,000-(税込み¥378、000-)


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by momotosedo | 2009-04-17 01:45 | ■100年素材

4月12日(桜)「100年素材」 Classic Stripes クラシックストライプ 4.限定1着







momotosedo`s
21st Century
Elegancy





「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.


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Vintage summer worsted (1980`s Japanese)
Tasmanian Super 100`s



アトリエの「ビンテージコレクション」のなかには、数は少ないけれど英国製以外の生地もある、
これは、80年代のバブル時期に織られた、我がアトリエにしては珍しい日本のもので、実は私は一時、この時期の面白いものに限って蒐集したことがある、

この時期のものが面白いのは、今も残るバブル時代の一部のマンションと一緒で、「無駄ともいえる」贅を尽くしたものが時たまあるというのに尽きる、
例えば、そういうマンションは、バスルームにはちゃんと大きめのシンクがふたつあって、その上は湯気で曇らない鏡張りの大きな戸棚でそれは良いのだけれど、バスタブは広めだが「ピンク」だったり、おまけにお揃いのピンクのビデもご丁寧に備えていたりする、つまり、その「贅」というのは何か「偏(かたよ)って」いて、
ただその「偏り方」が「当たる」場合もある、そして、それはその時代だからできたところもあって、今、それをやるのは難しかったりする、「面白いものに限って」、というのはそういうことだ、



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この生地は、「タスマニアンウール」のスーパー100‘sで織られている、先ず、糸が申し分なく良い、
「タスマニアンウール」は、「メリノウール」と同じく良いものは、けっこうな高値で取引される、80年代のバブル期の日本の織物業者は、金にあかせてその最高品質のものを「無謀にも」買い占めた、その「買いっぷり」は現地のニュースで報道されるほどだった、
その時代の最高品質は、かなり良かった、それは、いったいドコに行ってしまったのだろう、多分、それを上手に生かしたとは残念ながら云えないのではないかと私は思う、もったいないことだ、

「英国の生地」と「日本の生地」というのは、やはり「違う」、それは、細かに解析していけば、どこが違うかというのは指摘できるが、そんなことよりも、根っこの「クセ」みたいなものが違うのが大きいと思う、
それと、日本の場合、どうしても既製品が主になってしまうので、それも「考え方」に影響していると思う、だから、いまひとつ私は「乗れない」ところがある、



さて、このサマーウーステッドの話だ、

メリノウールは今でも時たまそれで織られた生地を見かけるが、何故か「タスマニアンウール」のものは見かけることが少ない、この生地の糸が良いことは先ほど申し上げた通りだ、

この生地が、さらに面白いのは、それを「ションヘル織機」で織っていることにある、往年のタスマニアンウールの糸の良さと、低速織機が合わさっているところに、この「サマー」ウーステッドをピックアップした理由がある、「サマー」というところにも理由がある、





旧型の低速織機で織られたこの生地は、先ず発色が綺麗で、織りも不思議なシャドーを組み合わせて凝っている(クローズアップの写真をみると、必要以上に凝った織りなのが分かる)、発色が鮮明で、織りに凝れるのは低速の強みだ、とくに、細いスカイブルーの線の発色はなかなかだと思う、

そして、低速でゆっくりと、タイトに織られた最大の強みは、タスマニアンウール100‘sという繊細な表情に反して、生地をギュっとワシ掴みにしても、手を離せばサッと皺ひとつ残さず戻る復元性を持っていることだ、つまり、ハイツイステッド以上のハイパフォーマンスを持っている、これは面白い、


東京に戻ってきて、やはり「違う」と思ったのは「梅雨」と「湿気の多い熱帯のような夏」だった、
いろいろ試してみたが、この季節に一番適していると思ったのは、ライトウエイトだがしっかり織られた「ハイツイスト」のドライで、復元性の高い生地だった、
そして、大事なのは「糸が良い」ことだ、これならばハイツイストでタイトに織っていっても、しなやかな柔らかさを残して、贅沢で気持ちよい着心地が味わえる、



通常、繊細なタスマニアンウールは、優雅でドレープも良く出て魅力だが、日本の夏を思うと、まとわり付いてきそうで二の足を踏む、けれど、これは正に「日本の湿気の多い夏」を想定して織られたものだといえる、




ストライプのデザインにも触れておかなければいけない、
実は、私はこの生地と同じデザインのビンテージのテーラー&ロッジのサマーウーステッドで、春夏用のダブルブレステッドのスーツを昔つくって今も季節になると愛用している、

念のために云うと、全く同じというわけではない、むしろこの生地の方が凝った織りになっている、
ダークネイビーにサブドュード(目立たない)のブリック(煉瓦色)と、鮮やかなブルー(これも細いからうるさくない)の間隔をおいた細いストライプは、意外に30年代の昔からの通好み、腕利きのテーラー好みの少しヒネった「クラシック ストライプ」なのだ、

その理由は「仕立て栄え」にある、ただ、それも少しヒネったもので、室内ではストライプが細いので、ほとんどダークネイビーの落ち着いたペンシルストライプのスーツとしか映らない、しかし、陽の光の下や、ちょっとした見る角度で、鮮やかな青は浮き立ち、ブリックは洒落た落ち着きをより与える、
チョークやピンストライプと違って、このデザインをあまり見かけないのは、どちらにしても「通」のもので、それを扱える美意識の高い顧客も、あえてすすめる慣れたテーラーも少なくなったからだろう、



この古の通好みのストライプへの「リスペクト」といえるデザインと、「日本の夏」のためにタスマニアンを低速織機で織って贅沢なハイパフォーマンスの生地にするというのが、はたして「意図的」になされたのかどうかは知る由もない、


ただ、結果としてはチョット、マニアな「100年素材」になっている、この幸運は素直に受け容れよう、、、







「100年素材」
「ヴィンテージタスマニアンウール スーパー100‘s  ビスポークスーツ」 限定1着

(仮縫付き、フルハンドメイド)

¥350,000-(税込み¥367,500-)


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「MAKIN‘ WHOOPEE (汝、バカ騒ぎするなかれ、、)」


copyright 2009 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa all rights reserved
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by momotosedo | 2009-04-11 22:26 | ■100年素材

4月11日(桜) 「100年素材」 Classic Stripes クラシックストライプ 3.







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21st Century
Elegancy





「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.



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Vintage 1980`s English
Very English Navy Super 140`s & cashmere
`Ultimate`







いかにも英国らしいスーツの「色」を挙げよと問われれば、この「イングリッシュ ネイビー」と呼ばれるものを迷わず私は挙げるだろう、

そして、イングリッシュ ネイビーのフラノのチョークストライプも捨て難いが、もっと普通的なクラシックといえば、このピンストライプだと思う、




60年代のロンドンの街角の記憶を探っていけば、このイングリッシュ ネイビーのスーツと、ドゥスキンの黒いスーツに黒いボウラーハットと細く巻いた蝙蝠傘を持ったシテイのバンカーたちの姿が浮かび上がってくる、あのころは、ごく日常のこととしてボウラーハットを被った紳士の姿をロンドンの街ではよく見かけたものだった、


ボウラーハットを見かけなくなったように、このイングリッシュ ネイビーのスーツも、いまやロンドンの街を歩いても、店を覗いても、思ったほどに見かけないのは、いつも不思議に思う、ダークネイビーのピンストライプやペンシルストライプはよく見かけるのにもかかわらず、、、


ごく個人的に思うのは、それはこの独特な発色のせいなのかなとも考える、織る側にとってはダークネイビイーの方がやりやすいのかもしれない、事実、この色は独特でいわゆる「ネイビー」とも違う、もっと豊かな青がある、といって「ライトネイビー」というわけでもない、

この色は、若々しいともいえるし、大人が着ると似合うエレガンスがあるともいえる、ピンストライプというのも主張しすぎない「拘り」を見せる、写真では分かりにくいが仕立てると、ちょっとスノッブな凛としたエレガンスが匂ってくる、そしてどんな場所へも出掛けられ、生涯、愛用できる普遍性をもっている、


この「イングリッシュ ネイビー」は、シングルでもダブルでも構わないが、クラッシックな仕立てにすべきものだ、丁寧につくられたクラッシクスーツにしたときこのストライプは「男の気構え」といえるようなものを袖を通すたびに語ってくれる、それは大げさにいえばちょっとした「勇気」をくれるような気がする、そこが、ダークネイビーの無難さとは違うところだ、
男にとってのスーツというのは、そういう役割もあるのだと思う、





「イングリッシュ ネイビー」のスーツを街で見かけることが少なくなったように、この生地を探すのにも苦労する、「Ultimate」とやや大げさな名前がついたこの生地は、確かに古のその探し求めていた色をしていて、極めて糸の良い、そのクオリテイーとともに、見つけ当てたときは「ホッと」したものだ、

この生地は、80年代にスーパー140‘s&カシミアで贅沢に織られた生地で、このとき同じクオリテイーでダークネイビーと、ライトグレイのピンストライプも見つけた、何かのシリーズとして織られたものかもしれない、そしてこの生地は、やわな高番手ではない、しっかりタイトに織られていて、仕立てに適した質をもっている、


何故、スーパー150‘sではなくて140‘sに拘ったのかそれは知る由もないが、偶然見つけたこの生地はその名はともかく、或る意味で最適なバランスを持っている、
それは、スーパー200‘sとか、いたずらに高番手にするのではなく、しかし今までとは違う細番手の贅沢感と、ゆっくりタイトに織られた丈夫さと仕立てを生かす信頼性を併せ持っている、
それに、この生地が織られた時点では、スーパー200‘sとかそういうものは無かったのだと思う、
英国のミルにとっては転換期だった80年代の「転換期」らしい秀逸な生地と言えるかもしれない、

その後の、織物業界の「高番手競争」を思えば、布地の耳に織り込まれた「Ultimate(到達点)」という文字が「良い生地」のバランスという意味では逆に正直な言葉に思えてくる、



「イングリッシュ ネイビー」を見ると浮かぶある種の懐かしさは、私の好きな歌の一節を思い出させてくれる、
That old feeling、、、、色んなものが混じりあったチョッピりノスタルジックな想い、、、



I saw you last night and I got that old feeling,
When you came in my sight
I got that old feeling.

The moment that you danced by I felt a thrill
and when you caught my eye
My heart stood still

Once again I seemed to feel that old yearning
And I knew the spark of love was still burning

There`ll be no new romance for me
It`s foolish start

For that old, old feeling is still in my heart







「100年素材」
「ヴィンテージ スーパー140‘s & カシミア イングリッシュ ネイビー ビスポークスーツ」 
限定1着

(仮縫付き、フルハンドメイド)

¥360,000-(税込み¥378、000-)


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copyright 2009 MOMOTOSEDO, Ryuichi Hanakawa all rights reserved
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by momotosedo | 2009-04-11 21:46 | ■100年素材

4月11日(桜)「100年素材」 Classic Stripes クラシックストライプ 2.限定1着







momotosedo`s
21st Century
Elegancy





「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.



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Vintage 1970`s English
60% kid mohair & high twisted 100`s worsted



モヘアは今と昔では、やはり違う、そのしなやかさが「格段に」違う、モノを知っているテーラーなら、そのことは痛感していると思う、

70年代のこのモヘアは、キッドモヘアとハイツイステッド(撚糸)の良い糸のsuper100`sで織られている、モヘアの混合率も60%で、今のものがせいぜい20~40%なのに比べると、贅沢な輝きがある、モヘアの質そのものも違うと思う、
そういう意味では、現行のものではなく、ビンテージの「これを」を探すべき理由がハッキリとある素材だと思う、

なにより、今のパリパリした手触りと違って、あくまでしなやかなのが良い、これからの季節の素材としては、この70年代前後に織られたモヘアは、私の一番好きなもので、シングルとダブルのスーツを揃えて、季節になるのを待ち望んでいる、

色もこの独特の墨の混じったようなダークなネイビーに、ブリックのサブデユード(目立たない)ストライプがあまり狭くない間隔で入っているクラシックなのが好みなのだ、モヘアの独特の光沢には、これぐらい控えめなクラシックさがちょうど良くて、男っぽいと思っている、


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モヘアの「光沢」は、シルクのそれとはまた違う、男っぽい格好良さに繋がるもので、ドライでザクっとした生地感が持つ光沢は、「クール」という俗語がまさしくふさわしい、

実際、モヘアスーツはちょっと男の伊達っぽい格好良さの代表として愛された、このスーツを伊達に、「クール」に着こなした男たちに私は、パリで、南仏のリゾートで、ロンドンのスノッブなナイトクラブで何度か遭遇している、それが記憶にこびりついているのは、そういう男たちが、なにしろカッコ良かったからに他ならない、
それが、この素材に拘りを持たせているのだと思う、

そういう良く「選ばれた」モヘアを着こなした男たちは、遊びなれた優雅さがあって、気取らない贅沢さを匂わせていた、何より女たちにとっては恋人に不可欠な「洗練されたヤンチャさ」というべき魅力があって、男から見ても友人にすれば頼りになると思わせた、




私は、このモヘアをスーツに仕立てるときにはカットも少しシャープにしている、そこには、そういう男たちを見てきた私なりの秘密と工夫と「シンパシー」みたいなものがある、












「100年素材」
「ヴィンテージ60%キッドモヘア&ハイツイステッド スーパー100‘sウーステッド  ビスポークスーツ」 
限定1着

(仮縫付き、フルハンドメイド)

¥360,000-(税込み¥378、000-)


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「S`Wonderfull、Marvelous、、、」


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by momotosedo | 2009-04-11 21:40 | ■100年素材

4月11日(桜)「100年素材」 Classic Stripes クラシックストライプ 1.限定6着







momotosedo`s
21st Century
Elegancy





「CLASSICSTRIPES
title copyright 2009 MOMOTOSEDO, R.H.



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1970`s Swiss Cotton
Vintage Classic `Mayfair`stripes




「ストライプ」というのは不思議で、品のある良いものと、そうでもないものとがあることに、しばらくすると気がついていく、

それは、単にストライプの幅や構成だけでなく、生地の質とか、素材にもよるのでなおさら「良いストライプ」を探すのは難しくなる、

私もストライプのシャツに凝って、ヨーロッパ中をさ迷ってしまった、良いストライプのシャツというのは、クローゼットに並んでいくとそれだけで愉しい、そこが、無地のシャツと少し違うところで、何か、蒐集癖というものを呼びおこす、
当時のロンドンには今と違って、質の良いシーアイランドコットンも探せばまだあったが、それでもその中から良いストライプを見つけ出すには限りがあった、パリのシャツ屋にも行ったが、人に教えられて、ブリュセッルに凝ったシャツ地を揃えたシャツ屋があるというので、そこまで出掛けて行った、その店は今でもあるが、昔とは少し様子が違ってしまっている、 





確かに、その店の本店にはパリやロンドンの店では見かけないシルクのシャツ生地が当時は揃えてあった、採寸してもらってしばらく生地を物色していると、味わい深いストライプを見つけた、それは何本かのストライプが合わさって、合わさったものがまたストライプになっているようで、ロンドンのストライプに比べて派手そうに見えるが、色が上手に抑えられていてタイの納まりも良さそうにみえた、

聞くとそれは、「メイフェアストライプ」というのだそうだ、そういえばシャツではないけれどロンドンのリネンやカーテンを売っている店にこんなストライプがあった、しかし、その時はブルーシルクのシャンブレーの美しさに魅かれ、仮縫いを待つ間に美食の都に溺れ、帰りにはパリに寄ろうと余計な事を思い出し、そんなことは忘れてしまった、





それからしばらく経って、どういうわけか、競馬に行くのに人にもらったネクタイをしないといけないハメになった、着ていくモーニングに合わせてみたが、そんなプリントの青いタイが合うはずもない、そこで思い出したのが、あのストライプのシャツだった、アレを白い衿にすればなんとかゴマかせるのではないか、


それで、馴染みのシャツ屋に電話をいれて、「メイフェア ストライプ」の生地を用意できるかと尋ねたら、ナント、そんな名前のストライプは聞いたこともないと不審がられた、
慌てて車に飛び乗って、鉛色の空のロンドンの下町にシャツ屋を訪ねて、裏覚えで絵も描いて説明したが、それは極めてクラッシックな柄だが、「メイフェアなんとか」などは聞いたこともないと繰り返された、結局、私の目論見は競馬の日までには間に合わず、なんとなく気がひけるコーデイネイトで出掛けることになった、

それから、また夜遊びに溺れ、酒と美人に翻弄され、そんなストライプのことなど忘れてしまった、




、、、それから、それから、ズイブンと時が経ち、ヨーロッパの或る街で、私はこの「メイフェア ストライプ」に再会する、迷わず買い占めたのは云うまでもない、帰りの荷物が嵩張るのもかえりみず、、



桜色のストライプと同じく、この「メイフェア ストライプ」も、70年代のスイスで織られている、特徴的ともいえる極めて密に、そして良い糸で織られている、


桜色より、もっと密に織られているような気もする、見る角度でシルクのような光沢をみせる、「密」だがしなやかという、いわば「理想のシャツ地」になっている、番手が高くても、フワフワ、薄手なのは結局、男のシャツには向いてはいないように思う、朝、腕を通すと少しヒンヤリとして、ストンとドレープするものが着心地が良い、


なにより、このありそうでなかなか見つからないストライプが良い、このストライプは無地のタイさえ何か曰くありげに上品に見せてくれる、以前にも申し上げたように、この時代のスイスの生地には実にクラッシックで「モノが分かった」柄がある、それは、どうしてなのか、ただ、それがモウ、まとまっては見つからないのが悩ましい、


着心地と信頼性(丈夫さも含め)は保障できる、何故なら、私はシャツだけでなく、実はこの生地でむりやりシーツ(生地幅が狭いので苦労した)とピローケースも作らせたからだ、それに滑り込む「瞬間」の心地よさは私の密かな愉しみにさえなっている、、、







ビンテージ生地なので、今回も限定です、、


「100年素材」
「ヴィンテージスイスコットン メイフェアストライプ ビスポークシャツ」 限定6着

(仮縫付き、フルハンド)

¥50,000-(税込み¥52,500-)


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by momotosedo | 2009-04-11 21:23 | ■100年素材

3月30日(晴れ)  100年素材 「ビンテージ スイスコットン」  春の桜色 Ⅱ






momotosedo`s
21st Century
Elegancy


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RIKUGHI SAKURAVINTAGE PINK






「Think PinkⅡ」
Vintage SAKURA Pink
bespoke shirts
to Watch the Girls go by





春の桜色の第2弾は、70年代から80年代にスイスで織られた、ビンテージの桜色です、

この時代の「スイス コットン」は、極めて糸が良く、タイトによく織られていて上質です、そして、デザインと色出しが良い、これも、実に優しげで上品な「桜」色です


ピンクのシャツを着てフランスのトウーケの飛行場に悠々と降り立ち、当時の保守的なソサエテイーの物議を醸し出したウインザー公をはじめ、綺麗な「ピンクのシャツ」というのは、古からダンデイたちの冒険心を誘うチョット気になる色でした、多分、この色には着る人の気分を開放してハッピーにさせてくれる不思議な魅力を感じるのでしょう、なんとなく、その気持ち、分かります、







良いコットンのシャツ生地を探していくと、いかに、この時代の「スイスコットン」が優れていたかが身に沁みて分かります、巷間、イタリアのものが良いと囁かれていますが、私は、この時代のスイスの生地の方が色んな意味でズイブンと優れていると実感します、


今のスイスの「実際」は、時代のせいで「壊滅的」なのでしょうが、それでも「スイスコットン」という表記が、いまでもある種のクオリテイーの評価として根強く残っているのは、それを現実に紡いできた過去の実績があるからでしょう、


実際に、この時代の「スイスコットン」には、今ではなかなか難しくなった幾つかの優れた点があります、







先ず、糸が非常に良い、大概の場合、ビンテージとして手にいれた時点では「スイスコットン」という表記だけで、どこの綿をつかっているかを細かく表記している事は稀ですが、多分、当時でも非常に上質なシーアイランドかそれに類する綿を使っているような気がします、

それは、当時、英国で注文した手持ちのなかでも上質なシーアイランドコットンのシャツと比べてみて、そう思います、ただ、この時代は良いシーアイランドコットンは、ほとんどが英国に輸入されていたらしいので定かではありませんが、、、そして、スイスコットンの優秀さは、「良い糸にする技術」、紡績技術に長けていることです、

スイスでも90年代前後に多くの紡績工場が閉じられ、(スイスコットンのメッカだったサンガーレンも、全盛期には製糸取り引きの中心地でしたが、今や紡績工場の数は格段に減っています、)今ではやはり「ブレンド綿」が主流になっていますが、繊維の長い綿(今は、主にスーピマ綿を使っていると聞いたことがあります、)を厳選し、職人的な気配りで紡いでいく歴史はまだ残っているとは思います、

そのなかでも、この70年代~80年代の、「スイスコットン」は、ハイテクや「ブレンド」に侵略されていない最後の黄金期のような気がします、



最も特徴的なのは「染め」です、これは、今でもスイスがイタリアより優れている点で、環境問題への規制から化学染料を極力、使わないことにあります、だから、色が違うのです、これは、同じ仕様の「タータン」のシャツ生地を、イタリアとスイスで織らせてみて実感しました、

色の落ち着きが違うのです、多分、染料だけでなく、「染め方」も「現場」の作業のやり方も異なるのだと思います、


モウひとつは、「デザイン」も含めた「織り」です、私が欲しいのは、クラッシックなんだけれど、突き詰めた「質」があるものです(そこには、色の洗練具合とか細かいニュアンスがあるのですが、それは、ひと言ではいえません)、そういうものは、理屈を越えた「迫力」があります、

シャツはクラシックな柄が一番だと思います、今は、何か妙に凝っていて上手にスーツに納まってくれない柄が多い、そのくせ、上質でクラシックで良い柄を探そうとするとなかなか見当りません、この時代のスイスのものは、ストライプでもその幅や色が良かったり、柄モノでもその抑え具合がスーツやタイとの組み合わせを考えた「クラシックを知っている」デザインで秀逸です、






このビンテージスイスコットン、何よりその桜色が、気持ちの良い春の日を思わせます、薄いグレーやネイビーのスーツ、気取ったネイビーブレザーに合わせても贅沢なリラックス感があると思います、ベージュや茶系とも相性が良い、

ちょっと、リラックスしたい、華やかな気分になりたいときに、この少し薄めの優しいピンクが手助けしてくれるでしょう、、私はこう呼んでいます、bespoke shirts to watch the Girls go by、、、、


ビンテージ生地なので、今回も限定です、、

「100年素材」
「ヴィンテージスイスコットン ピンクストライプ ビスポークシャツ」 限定5着

(仮縫付き、フルハンド)

¥50,000-(税込み¥52,500-)


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phone 03-3563-7556
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by momotosedo | 2009-03-30 21:39 | ■100年素材

3月29日(晴れ) 100年素材 「至高のコットン」 Spring Is Nearly Here  春の桜色




momotosedo`s
21st Century
Elegancy



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RIKUGHI SAKURAPINK FINX 2009






「Think Pink
至高のコットンfinx cotton



100年素材」の研究テーマとして、今まで見たことのないような素材の開発とともに、実は、もうひとつ私には大切にしているテーマがあります。


それは、「色」です、
色の開発、理想の「色」を創り出していくことです、


「美しい色」というのは、とても大事で、やはり、人は「色」の美しさに魅かれ、癒され、その美しさで何となく心ウキウキと愉しくなったりします、そういう経験はないでしょうか?



ところが、意外に生地で美しく、良い色、そして仕立てて納まりも良く、上品にみえてくれる「色」は、なかなか見当りません、


私なりに、この「色」への取り組み方を分析してみて、ひとつ思い当たったのが「薄さの上品さ」です、


何故、今の生地に現れる色が気に入らないのかと考えたとき、マーケテイング的には「分かりやすさ」が必要だからなのか、
全ての色が目立とう目立とうとしていて、実際に服として着ると、かえって安っぽくて、着ている人を落ち着かない印象に見せたり、最初は良いとしても本人もすぐに着づらくなったりするものが多いように思えます、


ところが、単なる「パステルカラー」に終わらせないニュアンスのある色というのは、実際にやってみるとテクニカルにも作業としても案外に難しい、やっているうちに迷いはじめます、



今回の100年素材は、心をウキウキさせる色がテーマです、

そこで思い出したのが、旅に出掛けるときにはいつもトランクに忍ばせている綺麗な「サックスブルー」のスポーツコートです、、これは、カシミアとシルクで織られていて、発色も綺麗で、重宝していると同時に旅のウキウキとした気分を醸し出してもくれます、ウエストヴィレッジで日曜日の昼下がりにブランチをとるときも、気持ちの良い日に古本屋を散策するときも、このスポーツコートは随分とお共をしてくれました、


でも、それは、もう20年以上も着続けていて、そろそろもう一着欲しくなりました、

では、綺麗な「サックスブルー」を、イヤイヤ、

私には、もうひとつ春になれば着ようと思い続けていた色があります、
日本の薄い桜色、
上品なピンクです、


季節もちょうど櫻の満開へと
向かっています、愉しい気分になろうじゃありませんか、



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至高のコットン
Finx cotton



そして今回、その「上品なピンク」を実現させるために選んだ「100年素材」が至高のコットンといわれる

フィンクス」です、このコットンはチョッと面白いです、


近頃の「シーアイランドコットン」は、どうも昔のものとは質が違うように思えて仕方ない、というお話をブログでも書かせてもらいました、

それで、ズッと、「コットン=綿」について研究していました、ヒントは、ロンドンの職人のひとりが云った
「昔のシーアイランドコットンは手摘みをしていた、」という言葉でした、



私は、その言葉の意味するところが、分かるようで、もうひとつ何か引っかかるところがありました、それで、徹底的に探ってみました、そして、私にとってはショックな事実が判明しました、私だけが知らなかったのでしょうか?


つまりこういうことです、「今の綿はブレンドされている」のです、コストを抑えて「良いコットン」をつくるために、
現在の「コットンづくり」はいかに、色んな種類の綿を混ぜて「良いコットン」をつくるかということに注力しているのです、


まるで、「お米」や、はたまた偽装「肉」を思わせる話です、



その一方で、職人が言った「手摘み」が何故、大切なのかという意味も分かりました、
ひとつひとつ手で摘まれることによって、枯れ葉や、枯れ枝、そしてまだ未熟な綿花の混入を避けて、
綿花を「痛めず」に収穫できるのです、考えてみれば当たり前ですが、「痛めない」というのが、あとの糸づくりには重要です、
そして、人間が収穫の時点で綿花の良いものだけを選別しているのです、
これは、気の遠くなる作業です、


もちろん、ブレンドしているようなコットンは、機械がやみくもに収穫していきます、



さらに探索していくと、ただ、一種類だけ「手摘み」をハッキリと謳っているものがありました、
それが、ここでご紹介する「フィンクス」です、



フィンクスは、ナイルでとれるエジプト綿です、エジプト綿自体が繊維の長い高級綿として今や高番手コットンの素材の中心となっていますが、「フィンクス」は、このエジプト綿のなかでも最高品質のものだけをより分けたものです、
その紡ぎ方も独特で、職人によって糸を引っ張らず、糸の「味わい」を出すように紡がれていきます、
混ぜ物のない、「純血種=単一綿」であることはいうまでもありません、
(聞いた話では、フィンクスは、エジプトにあったコットンとシーアイランドコットンを交配させ、シーアイランドコットンよりも、より繊維の長い、より優れたものを創ろうとして生まれたものらしい、)



今回はフィンクスのなかでも、より選りすぐった糸を選ぶことができました、(触ると少しヌメッとした柔らかさがカシミアを思わせます、この感触は、いままでの「コットン」の概念を覆すと思います、)



実際に織ったフィンクスを検証してみると、確かに繊維が他のもの(シーアイランドコットンを含めて)よりも極めて長い。
繊維の長さは、頑丈さに繋がります、非常に繊細な表情をしているけれど丈夫です。


面白いのは、前述したように、織りあがった生地のタッチがカシミアに似ていることです、かなりタイトに織り込みましたが、
触ると予想外に柔らかな肌合いをしています、ここがフィンクスの特徴で、ちょっと他にはないところだと思います、
そして、シルクのような光沢をももっています、この光沢は魅力です、


今回のフィンクスは、かなり「上質」に拘れました。「100年素材」にふさわしい独自性と、美しさがあると思います。



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至高のコットン
Finx cotton





「色」ではやはりモメました、残念ながら、今回も限定です、

私は念のために「日本の色」という本から「桜」を薄めた色を選んで見本をもっていったのですが、
やはり、「見本」があっても試行錯誤するものです、「ビーカー出し」という色サンプルをつくる工程を何度も繰り返しました、

ただ、今回は、そのおかげもあって、「色」には自信があります、

素直に、意図した「薄さの上品」があるピンクに織り上げられたと思います、
(生地だけを見ると、もっとハッキリしたピンクにしたくなりますが、仕立てたとき美しいのはこのなんともいえない薄さです)


さあ、季節も春を待ちかねています、愉しくいきましょう、




「100年素材」
「フィンクス ピンク ビスポーク スポーツコート」 限定2着

(フルハンド、仮縫付き)
¥230,000-(税込み¥241,500-)

「100年素材」
「フィンクス ピンク ビスポーク スポーツトラウザーズ」 限定2着

(フルハンド、仮縫付き)

¥75,000-(税込み¥78,750-)


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phone 03-3563-7556
telefax 03-3563-7558













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by momotosedo | 2009-03-29 10:45 | ■100年素材