2009年 04月 15日 ( 1 )

4月15日(陽気) PEN 5/1日号 「男の東京マップ」



momotosedo`s
21st Century
Elegancy



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先頃、発表された2009年度の米国誌「フード&ワイン」が選ぶ世界のグルメ都市の第一位に我が「東京」が選ばれましたが、この「PEN」5月1日号「男の東京マップ」を覗くと、レストランだけでなく個性的な店が数あることが分かります、東京もすてたものじゃない、いや、なかなか頼もしい限りです、

この「PEN」の特集は、6エリアの絞り方がおもしろく、そして実に秀逸な「地図」がついています、この「地図」は面白い、「PEN」は、以前から思っていましたがタイポグラフィが綺麗で、よく考えられていて好きな雑誌です、
私は、正直いって、この特集に登場した大部分の店を知りませんでした、、、東京に住んでいるというのに、、、さっそく、この「PEN」を携えて「東京を旅して」みたいと思います、






 蛇足

① エクリュのちょっと変わった織りの「ビンテージ シルク&ウール」のスーツは、クラッシックな表情ですがデイテールもテーラリングも少しヒネっています、

今、私はクラッシックを「捻る(twisted)」、それもモダンにではなく、より「古典的」にヒネっていって、「Arty」にする、というのに入っています、(言葉だけでは分かりにくいと思いますが、言い換えれば「モダナイズ」で「省略」してクリーンにしていくよりは、「古典」や「古代」からでた深いモチーフを「加える」方が、今の時代には「格好良くする」ボキャブラリーをより豊かにもっているんじゃないかなと思うのです、
いわば、ちょっとだけアートなクラシックスタイル、)


このスーツは意識的に非常に柔らかい仕立てで、肩パッドもありません、しかし、ショルダーラインを美しくみせるために、肩甲骨の窪みなどにあわせて、その部分だけドミット(綿みたいなものですね)を薄くいれるという凝ったことをしています、

デイテイールも、1910年~20年代のクラシックな3つボタンのプロポーションなのですが、3つめのフロントボタンは省略しています、袖も、少し離した2つボタンです、胸ポケットのラインや、実はトラウザーズのカフのラインもちょっと違えてあります、

ラペルつきのウエストコートも20年代の「ソサイエテイークラッシック」で、ボタンが一つ多く、最後のボタンは飾りだけで、ボタン穴はありますが、絞められません、


しっかりつくられているけど、堅苦しいとか少しダサいというのがあります、これは、クラシックの「掴み方」だと思いますが、
このスーツは、よく見るとラペルの返り方とかボタン位置なども、少しアエステイックに違えてあり、着こなしの自由度があえて効くようにしてあります、クラッシックなつくりですが極めて柔らかい仕立てで、いわば、ズット「愛用していたような」世界観を試しています、

クラッシックだけど、どれだけ「かっこ良く」するボキャブラリーを持っているかがテーラーの腕の見せどころで、しかし、それには技術を使いこさなければ適わないのも事実です、愉しくも、果てのない作業です、、、


② シャツも極めてクラッシックなダンデイスタイルです、小ぶりのラウンドのボタン留めタブカラーの衿は20匁のオフホワイトのシルクです、ボデイはやはりビンテージの珍しいホリゾントストライプ(横縞)の「シルク&コットン」です、


この今ではなかなか見つからない「ホリゾントストライプ」に拘りがあります、ホリゾントなら何でも良いというわけではなくて、この薄いピンクのストライプのように、何本かの太さや色が微妙に違うとか、やはり、シャツに仕立ててエレガントなものが良いのは言うまでもありません、


アトリエには、やっとの思いで手にいれた良いホリゾントストライプが幾つかあります、このピンクと同じデザインで「ブルー」と「グレー」を見つけたときのことはいまでも覚えています、

とくに、白衿にしたホリゾントストライプのシャツは、いかにも20年代ぐらいのダンデイスタイルで好みです、


ピンクのストライプが印象的なタイは、シュルカ(A. Sulka & Co.)の未使用のヴィンテージです、この実物は、なかなか凝った織りの「シュルカ シルク」で気に入っていましたが、すでにクライアントのM氏の手元に渡ってしまいました、、、




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by momotosedo | 2009-04-15 22:10 | NEWS