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1月18日 「that 、、Touch of Silk 」 Bespoke Scarves&Pocketsquare


1月18日 「that 、、Touch of Silk 」  Bespoke Scarves&Pocketsquare_f0178697_931592.jpg「贅沢なクラシック」|Bespoke ClassicScarves&PocketSquare



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六義の秘密
Touch of Silk
Vintage Lyonnais Silk
Bespoke Classic Scarves&Pocketsquare

Secret Pleasure only for client






六義のアトリエには、ここ20~30年間で蒐集した宝物のような生地が無造作に「山積み」(文字通り、山積みです、クライアントの方がお越しになる度に何かまだ見ていない宝物がないかと探索されるので常にケイオス状態です、)にされています、


もう20~30年前となると自分でも覚えていないものもあり、ふいにどこからかフランスで織られた100%キッドモヘアなどというものが出てきたり、その度にクライアントの方と一緒に見入ったりと、ボケるのも悪くもないなあと思います、


これだけあっても、私はまだ探し続けています、しかし、永年経ると私でも選ぶ眼は厳しくもなり、また捻くれてもいるので一度手に入れたような生地はたとえ今はなくても手に入れる気持ちがわかず、良質なものを100見つけても5か6選べれば良い方です、

しかし、ずっと探し続けています、手を抜かず、情熱を失わないことを肝に命じながら、、、

何故なら、そう云う風に探し続けていると不思議に一年に一度か二度、トンでもないものに巡り合うことを知っているからです、



「贅沢なクラシック」



それは大概、思ってもみなかった経緯、考えつきもしなかった場所から現れてきます、これは生きることと同じで、やり続けているとモノごとは派生していき、発展し、思わぬことを呼び寄せるものです、

最初に思い描いていたプランは常に裏切られ、本当に大切なのはやり続けていくうちに発見する兆しに敏感に素直に反応していくことだと実感していきます、


「贅沢なクラシック」



ここ最近の「トンでもないもの」は、70年代にパリオートクチュールのためにリヨンで織られたシルクの「端切れ」です、これを織ったミルもいまはありません、


「100年素材」の研究用にと思って手に入れたものですが、これはもう次元の違うものです、多分、コストとか織りの効率などは考えてはいない、とにかく「ベスト」を作り出すために織られたものです、


この「端切れ」を手に入れた経緯も私の思い出の一部になっていく興味深いものでした、




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Vintage Lyonnais Silk
Bespoke Classic Pocketsquare



生地というのは、本当に様々だなあと思います、いろんな表情や性格をもっていて飽きることがありません、

「良い生地」というのは、「声」みたいなものをそれぞれに持っていて、こうして様々な生地が集まるとそれらと「対話」していく「愉しみ」みたいなものが生まれます、それが「Bespoke」の愉しみのひとつだと私は心から伝えることができます、私自身も「bespoke」に遍歴していったその大きな「愉しみ」のひとつがここにあります、


うず高く無造作に積み重なった「宝物」の山は、アトリエを訪れたメンバーの方の「愉しみ」の証左です、

多くのミルが廃業し効率的な「バンチ」が生まれ、「トレンド」と称する薄っぺらなものが声高にファッション雑誌で悲鳴を上げていても、そんなものに貴方は惑わされる必要はありません、午後のひとときをお茶でもゆっくり愉しみながら、この「山」と対話しましょう、


ClassicBespokeの「贅沢さ」はここにあると思います、そして、この「贅沢さ」が紳士をつくり、そのじっくりとさ迷う「愉しみ」が、大袈裟にいえば男の人生をどこかで支えていると私自身のことを振り返っても思います、FastFoodみたいな「bespoke」は意味がありません、





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Special Woven Linen
Bespoke Classic Scarves
"RIKUGHI NAVY"



これらの「端切れ」は織りも様々です、それぞれにホレボレします、

手織りのものや、極めて古代的なジャカード織りや、まるで中世のゴブラン織りのように分厚く織られたものなど、その織りのテクニックの豊かさと質はただただ唸るばかりです、

精緻な非常に密度の高い織り(多分、通常のものの3~4倍の密度でしょう、)であることはもちろん、糸や色が極めて素晴らしい、次元が違うと思います、

これは、多分、再現はできません、もし再現できたとしても、或る意味では「怖い」世界です、

アトリエでは、この「端切れ」をつかって、ハンドメイドのポケットスクエアやクラシックなスカーフのBespokeサーヴイスを始めました、

これは贅沢です、別の言葉で表現すれば「もったいない」とも云います、「適正」な値段、ただし、クライアント、メンバーのみのサーヴイスです、これだけでのご注文は残念ながらお請けできません、

仕立ても、出来うる限りの贅をつくした手仕事です、それがこの「端切れ」に対するリスペクトだと思います、



「Bespoke ClassicScarves & pocketSquare」
「70
年代オートクチュール リヨンシルク の端切れ」 限定素材

(他に特製リネン、ヴィンテージシルク&ウールなどもあります、)

PocketSquare ¥15,000より(税込み¥15750~)
ClassicScarf ¥38,000
より(税込み¥39900~)

*僭越ながら完全予約制です、お越しになる際には、eメールかお電話での事前のご連絡をお願いしております、

問合せ先 e-mail rikughi@ozzio.jp




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Vintage Silk&Wool
Bespoke Classic Pocketsquare
"Ancient Paiseley"





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by momotosedo | 2010-01-18 09:04 | ■六義の秘密


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